冬本番になり、これから2月にかけて関東でも雪がいつ降るか分からない気候になります。去年は東京でも慣れない雪に様々な影響が出ました。大田区I様邸では大屋根からの落雪で下屋根の瓦が破損してしまったのですが、この場合1枚から瓦を交換できたので費用を最小限に抑えられました。
今までほとんどなかった瓦屋根の「凍み割れ被害」も出ました。寒冷地用の瓦と比べ、雪があまり降らない地域の瓦は雪に弱い傾向にあります。雪が降ったあとの寒波によって、水分を含んだ瓦の裏側は乾く事なく凍って膨張し、瓦を内側から割ってしまうのです。凍み割れした瓦は次々に割れてしまう事もあるので、部分改修では済まなくなる事もあります。