お客様からのご相談
先日あるマンションの理事長さんから連絡がありました。そのマンションは屋上緑化をしているそうなのですが、そのためなのか屋上に亀裂が生じている箇所があるので調べて欲しい、とのことでした。そのマンションは、築35年でそろそろ修繕を考えているとの調べてみますと、植栽をしているところと、していないところの境の防水層に劣化がみられました。まだ雨漏りはしていないそうですが、近い将来雨漏りする可能性が大いにあります。防水方法はアスファルト防水コンクリート押さえです。植栽している部分としていない部分とでは温度変化の大小で防水層の膨張と収縮の度合いが異なります。境目の部分で亀裂や破断を生じたのでしょう。また、紫外線による劣化にも差が出てきます。コンクリートの中性化を測定したところ、植栽の下のコンクリートは全く中性化していなかったのです。修繕方法として、屋上全面を植栽基盤で多い、その上に通路を設ける、直射日光が当たらないようにプレキャスト板やデッキプレートで境界面を保護するなどの方法があります。計画段階で、南免の日当たりが良い場所に植栽部分との協会ができるような配置を避ける方法もあります。と提案しました。コンテナなどを設置する場合も同様な現象が起こりますので、注意が必要です。











