新型コロナウイルスの感染拡大によるイベント中止で主催者側は経済的に大きな
損害を被っています。そんな中、びっくりするようなネタがアメリカのメディアで
報じられています。テニスのウィンブルドン選手権の主催者は、大会が中止になっても
イベント収益の約半分を保険で回収できているんです。このケースは感染症にも対応
できる保険に入っていたという珍しいケースです。
ウィンブルドン選手権は今年は6月29日から7月12日までの開催予定で、チケットや放映権
などで3億1千万ドル(約336億2200万円)の売り上げが予想されていました。それが中止となり
全額損失となるところを売り上げの約半分の1億4100万ドル(約152億9200万円)を保険金
で受け取れるそう。実は主催者であるAFLTCは数年前に保険のプランの見直しをしており、
重症急性呼吸器症候群(SARS)のような感染症が理由で大会が中止となった場合に、保険金を
受け取れる保険に加入していたんです。150億円超という保険金にも驚きですが、この保険に
毎年保険料で200万ドル(約2億1600万円)を支払ってきたというのも驚きです。しかも17年間
続けてきたというのもすごいですね。何事も備えあれば憂いなしですね。









