屋根修理［雨漏りを誘発する結果に］＞館山市

屋根にとって必要な隙間という物があるのをご存知でしょうか。
隙間から雨漏りしないの？と心配になってしまうかもしれませんが、
この隙間がないと建物内が結露してしまうなどの不具合が出てしまう事があるのです。

館山市のお客様より雨漏りのご相談を受けました。
前に屋根リフォームした時に、別の業者さんに屋根塗料をしてもらったそうですが、
その直後から雨漏りが始まってしまったという事です。
同じ業者は信用できないという事で、改めて弊社にご連絡をいただき、
現場に伺うと天井に雨染みが見られ、触ると湿り気があります。
調査の結果、雨漏りではなく屋根の結露によるものでした。

屋根塗装の際に、屋根の重なりに作るはずの空気層の隙間が塗料で埋められていました。
気密性や断熱性を重要視すると、屋根裏に溜まった湿気を外に出せず空気の逃げ場を失って結露します。
結露は内側と外側の温度差により発生します。
普段見えないのでイメージがわかないかもしれませんが屋根も結露します。
それは雨漏りと間違えてしまう場合もあります。

屋根塗装の際に縁切り、又はタスペーサーをしなかった事で、
屋根裏に溜まった湿気を外に出せず、空気の逃げ場を失って結露し天井に水染みとなって現れました。
ただ必ずしもタスペーサーが必要かと言えばそうではなく、現場を見てから判断します。
残念な事に雨漏り修理でよく目にしますが、雨漏りを防止するために施した塗装が、
雨漏りを誘発する結果になるとは皮肉な話です。

★屋根の葺き替えをご検討のお客様は早めのご連絡をお待ちしております。