バルコニー直下の雨漏り修理 -1- (世田谷区)

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

世田谷区のU様のお宅は、10年前に建売分譲された木造3階建てで、住宅が密集する 市街地にあります。外壁はモルタル仕上げで、通気層は設けていません。 U様が最初に雨漏りに気が付いたのは、入居5年目のことです。大雨の後、2階リビングの 天井から、水滴が落ちてくるようになったのです。 南免の外壁で3階はセットバックしており、雨漏りが発生した2階リビングの天井は 3階バルコニーの直下に当たります。発生当初、U様の要請を受けた住宅会社は、 この位置関係から3階バルコニーを雨水の侵入箇所と推測しました。FRP防水層を 補修すると、雨漏りは一旦納まりました。 しかし、ほどなくして、同じ2階天井で再発しました。住宅会社はやはり3階バルコニーの 周辺が怪しいとみて、今度はバルコニーに面したサッシにシーリングを施工。 この2回目の補修後、雨漏りはまた納まりました。 しかし、3年前の豪雨の日に再再発しました。同じ2階天井から水滴が落ちてきたのです。 雨漏りが繰り返されることから、弊社に連絡がありました。 目視で調査すると、2階天井は繰り返した雨漏りで黒ずみ、天井裏にはカビも発生していました。 3階バルコニーやサッシ周りは、新築時のずさんな工事をうかがわせる状況でした。 バルコニーのFRP防水層は外壁と取り合う立ち上がり部分が、外側にめくれるように 膨らんでいました。モルタル仕上げの外壁にも多くのひび割れが生じ、FRPとの取り合いに 水切り板金はありませんでした。 目視調査後、3階バルコニー周囲の5か所でそれぞれ10~20分の散水試験を実施 しました。その結果、2階リビングの天井裏にある梁などに水が濡れてくることを 確認しました。 さらに調べると、サッシ周囲のシーリングに浮きや隙間は見当たらず、サッシの室内側に 雨水が浸入した形跡もありませんでした。ビス止め箇所自体は精査の結果、不具合は 発見できませんでした。他方、アーム周囲の外壁にはひび割れが目立っていました。 最終的に次のような漏水経路を見定めました。外壁モルタルのひび割れから内側に 入った雨水が、防水紙の外側表面を伝って落下。FRP防水層の立ち上がり部分との 取り合いに達し、FRPがめくれて浮いた箇所から内側に侵入。 梁などの軸組を伝って2階天井裏に達したという経路です。 バルコニー直下1 明日に続きます。

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