外壁雨漏り初期調査の重要性と漏水範囲特定の診断手法

M様から外壁から雨漏りがするとの連絡を受けました。 M様の外壁はモルタル仕上げで、雨水が浸入した箇所にはひび割れが生じていました。 外壁の平部は平にもかかわらず、雨水浸入リスクが高くなっています。 通気構法を採用した住宅 …

冬季塗装でも高品質を保つ施工条件と乾燥管理の技術

この時期になると「冬に塗装は不向きなのでは?」とご意見をいただくことが有ります。関東であれば、時期が冬でも外壁塗装、屋根塗装の施工をすることには問題はありません。 あまりおすすめが出来ないのが、雪が積もる地域です。 従っ …

サッシからの雨漏り原因とシーリング再施工による改善策

この秋はなんだか暑い日が続き、、、心配な始まりでしたが ところでこの冬はどうなるのか、、、 皆心配なのではないでしょうか。 そして次は雪か  そのうち春の突風が。。。と家の被害に対する対策を今 と考える皆様からお問合せを …

異常気象に備えた屋根リフォーム計画と耐候性向上設計

11月になって昼と夜の寒暖差を感じる今日このごろですが、過ごしやすい季節は年々少なくなっているようです。 毎年のように季節外れの雪、猛暑や大型台風など異常気象が続いていますが、今から寒さ対策ができる屋根リフォームが注目さ …

積雪被害を防ぐ早期の屋根雪対策と補強メンテナンス法

先日、所沢市のお客様より早めにメンテンナス及び雪対策をしておきたいとお問い合わせを受け行って参りました 雨漏りや酷い損傷は見受けられませんでしたが、雪止めのネジの緩みが気になりましたので部分交換して参りました これからの …

短い軒の家で発生する雨漏り特性と補修時の施工留意点

S様が外壁から雨漏りがするので、至急調べて欲しいという 連絡が入りました。 雨漏り箇所で一番多いのは屋根ですが、外壁からの雨漏り も少なくないです。近年は、長雨、台風や暴風雨などの異常気象が続き、 横方向からの雨が降った …

断熱耐火性能を両立させる野地板選定とリフォーム設計

雨漏り点検で屋根の野地板のダメージが見つかった足立区Y様邸ですが、野地板とは屋根の下地になる部分で垂木の上に野地板を張り、防水シート、屋根材と重ねていくので屋根にとって重要なパーツです。 建築途中の建物で目にした事がある …

トタン屋根釘浮きによる防水低下と補修で防ぐ雨漏り対策

ストレートのトタン屋根造りで多い劣化現象の1つが、釘浮きになります。 特に雨漏りなどが無ければ釘の打ち直しだけで問題ありません しかし、その釘浮きに関して、時々こんなことをお伺いします。 「釘が浮いていて、すぐに雨漏りし …

建物内部湿気対策と気流経路再設計による防露施工法

昨日の続きになります。 また、換気口は単に必要面積を満たすだけではなく、換気に有効な位置に設置することが条件です。従来、下屋の水上側壁際、軒の出がない片流れ屋根の頂部などは換気がとりにくい位置とされてきましたが、近年はこ …

屋根外壁同時塗装による工期短縮と防水連携の最適設計

A様から、2階建て住宅の屋根塗装のご相談のお電話をいただきました。 まずは無料調査をさせていただきました結果、 屋根の塗り替えと一緒に外壁塗装、雨樋塗装なども同時に修繕した方がよいと判断し、ご説明させていただきました。 …

ベランダトップコート点検で防ぐ塗膜劣化と雨漏り防止策

1階の天井に雨染みが見られた中野区のT様邸ですが、ベランダのトップコートが寒暖差の影響も考えられる硬化不良をひきおこしていたのが原因でした。 ベランダや屋上は雨漏りのリスクが非常に高い場所で、小さかったクラックが日々の振 …

外壁劣化を放置した場合の浸水リスクと早期修繕の重要性

外壁の劣化が気になっっているのに放置していませんか? 先日厚木市にてメンテナンスの際にコンクリートの劣化箇所が目立ちました。 防水機能が低下しており、コンクリート自体に雨染みや塗膜が剥がれている状態でした。 長いこと外壁 …

湿気が原因の雨漏り再発防止と通気設計の改善アプローチ

昨日の「通気、換気」の続きになります。 2)床下換気 基礎立ち上がり壁に開口を設ける場合は、小動物浸入防止のためのスクリーンを 設け、実開口面積が基準で定める有効面積を満たすようにします。 近年は基礎開口が構造耐力に影響 …

棟板金劣化が天井雨染みを生む仕組みと早期補修法

台風21号の影響で3連休は大雨に警戒が必要です。 近頃の台風は読めない動きをするのでこんな時には雨漏りに注意したいところです。 新宿区O様邸では昨年から数回雨漏りして天井に雨染みができていると言う事でした。 雨漏り修理の …

ベランダ劣化による雨漏りの構造的原因と補修の最適解

ベランダから雨漏りがする原因にはいくつかあります。 ・クラック 雨漏りの多くは、クラックによるものです。 ベランダをよくチェックして、クラック箇所を突き止めることが大切になってきます。防水層にクラックが入っていると、防水 …

湿気起因の雨漏り事例と建材選定による再発防止の工夫

T様から雨漏りの連絡がありました。早速伺ったところ、あまもりの原因は関連資材に湿潤対策がなされていないことにあることが分かりました。 木造住宅躯体の代表的な劣化現象である腐朽は、液状の水が存在しなければ 発生しません。こ …

屋根点検で把握する劣化状況と相談ベースでの修繕判断法

屋根の調査。  今、何も屋根のことで心配は無いけど必要なのでしょうか。 と言うお問い合わせをいただいたのはAさまからでした。 無料点検 といっても今のところ何もないのに屋根を心配する人は確かに少ないと思います。 そこで弊 …

笠木部の熱劣化と猛暑被害を防ぐ遮熱補修の施工ポイント

ベランダや陸屋根の壁の上部に取り付けられている「笠木」は床より高い位置にあるため直射日光や雨水による影響を受けやすい場所で、屋根と同じくらい雨漏りに注意が必要になります。 先日雨漏りでお伺いした陸屋根住宅の大田区U様邸で …

換気計画による湿気抑制と空気循環改善の実践的手法

昨日の続きになります。 空気の移動についてはさらに、海水温が高い場合、上昇気流が発生しやすく 積乱雲が発達します。上昇気流が激しくなると、気圧の差が大きくなり 暴風雨が発生しやすくなります。これが巨大化して平均風速が18 …

屋根裏湿気

気密住宅の換気不足が引き起こす屋根裏湿気と対策法

お客様より、ご自身で家のメンテナンスを行った際天井裏覗いてみたところ木材の色が変化していることが分かり調査のご依頼を頂きました。早速確認してみた所、屋根の土台はかなり変色しておりました。 お客様は定期的にメンテナンスを行 …

軒天雨染みが示す内部浸水の兆候と総合メンテナンス法

前回の台風では各地で屋根が飛んだり外壁に飛散物が当たり雨水が入るなどの被害が出ました。 関東でも今後の台風の動きに注意が必要です。 日野市K様より屋根の裏に雨染みがあるので雨漏りが心配だとご連絡いただきました。 屋根の裏 …

塗膜の色褪せを防ぎ長期耐候性を高める高性能塗装技術

先日調布市にて漆喰の詰め直しに行って参りました。 お住まいもお体と同じで、悪いところは早期に発見してあげれば、大事に至ることはありませんし、費用も抑えられます。 こちらのお宅の瓦屋根は瓦と瓦の隙間を埋めている漆喰の劣化が …

湿気問題を解消する換気システム導入と構造的改善策

K様から家の水回りが一年を通して湿気ていて、ひどい時は 水滴が滴り落ちて困るとの相談をうけました。K様はマンション住まいなので、 構造的なリフォームは難しい状況です。そこで換気システムを使って除湿できないか検討することに …

多湿季の外装被害傾向と湿気対策を兼ねた防水施工法

雨が多く湿気の多かったこの秋。 ジメジメした中で 洗濯物やカビ対策など、気になっていることが多いのではないでしょうか。 ここ数年,梅雨や台風時以外の季節でも、住環境に対する意識が高まってきています。 また、心配はしたもの …

ベランダ防水層の劣化サインと定期メンテナンスの重要性

H様邸ではベランダメンテナンスを行う事になりました。 床は平らで勾配がほとんどなく屋根と同様に酷使され建物の中でも雨水がたまりやすい場所です。 さらに様々な素材で構築されているので、それぞれのつなぎ目、境目部分は正しく施 …