早期発見で被害を最小限に抑える雨漏り修理の要点

R様から連絡がありました。天井面が湿気て、染みができているので 雨漏りではないか?ということでした。 雨漏りとは、屋根や壁などの外部からの水の侵入によって、 家の内部に雨水が漏れる状態を指します。雨漏りの原因としては、 …

屋根も含めた住環境全体を見直すための相談内容

寒さの厳しかった冬が終わり、 この春は意外にも平年より暖かい日が続く、と言う今年です。 このように、暮らして行く日々の環境は以前から大きく変わり、 そのぶん、いろいろな意味で住居環境を見直す方が増え 今までにはない見解で …

太陽光設置屋根で起きた雨漏りと再発防止の教訓

J様から半年前ほど前から、太陽光を設置した屋根から雨漏りがするとの相談を受けました。調べてみますと、太陽光パネルを設置した屋根材を 緊結する釘や、野地板を垂気木にとめる釘頭がさびており、 野地板に結露と思われる跡があるこ …

ベランダ劣化が防水層に与える影響と点検の重要性

2階のベランダがコンクリートの防水加工劣化してしまい、1階まで雨漏りすることが有ります。 2階のベランダでクラックが発生しその隙間から1階へと雨水が侵入してきてしまうのです。 下から見てみると、雨染みもしっかり確認され、 …

開口部まわりの笠木や上枠で起こる雨仕舞不良の特徴

Y様邸では窓枠からの雨漏りに困っているという事でした。 原因は窓の上にある小屋根で、板金の施工不良により雨水が侵入していました。 サッシ周りの防水テープに不具合があったため、 その隙間が水の出口(雨漏り)となってしまった …

木造三階建てに特有の雨漏りリスクと修繕の工夫

N様から雨漏りの連絡が入りました。N様のお宅は木造3階建てです。 じつは木造3階建ては2階建てにくらべ雨漏りしやすいという印象を持っています。 近年は、解体された住宅の跡地を分割した狭小な敷地に、容積率ギリギリに 建てら …

棟板金の釘浮きを防ぐ心木交換とビス固定の実務

普段見ない屋根の上ですが、メンテナンスして初めて分かることは多くあります。 その中でも屋根の釘が浮いてしまうと雨漏りに繋がったり、屋根材が飛んでしまったり落下してしまったりなど大変危険なのです。 ◆釘が浮く原因とは? ・ …

定期点検で確認すべき谷部分や面戸部の要注意箇所

春の過ごしやすい季節になったところで、 東京ではヒョウが降るなど、コロコロ変わる天気に悩まされます。 中野区のS様邸では毎回台風の時だけ雨漏りがあるとの事でした。 このようなケースはよく聞く話ですが原因は色々思いあたりま …

雨樋不良がサッシ上枠へ回り込む浸水の仕組み

思い出すと、この冬は本当に!寒かったですよね。 すっかり春になり、時には夏のような気温になっているので 冬の事は忘れてしまっているのが正直なところですね。 今年、願わくば大きな自然災害なしに、と皆考えていることでしょう。 …

化粧スレートを長持ちさせる施工とメンテナンス知識

◆スレートの屋根とは? →天然スレートと化粧スレートの2種類に分けられます。 ①天然スレート 粘板岩という岩を薄く切断して板状にしたものを並べたものになります。 しかし天然の岩を使用しているため、非常に高価です。 重量も …

雨仕舞を点検する際の水切りやシーリング確認手順

K様が雨漏りする前に住宅をチェックしたいとの事でした。 雨水の通った道ができると雨漏りしやすくなってしまうので、 住宅の定期点検するのは雨漏り防止にとても効果的です。 雨漏り点検で目を向ける場所は小屋裏です。 普段生活し …

軒ゼロ住宅に特有の雨漏りリスクと補修の工夫

T様から雨漏りの連絡をうけました。 T様のお宅は今はやりの軒ゼロ住宅です。 軒先部分は、上方の屋根下地に入り込んだ水が集まってきます。 調べてみますと、ほかの場所は健全なのに、軒先部の下地だけが 劣化していました。軒が外 …

谷樋や棟板金など屋根要所の点検で重視すべき点

この春は、まるで夏のような気温だったり、いきなりの雨や雹など予想できない日が続いていた関東。 そんな中でも1番気持ちの良い日の多いこれからの5月にかけて ご自宅の点検をしていた方も多いようです。 K様から先日、ご相談のお …

屋根塗装前に行う不具合調査の重要性と実施方法

普段目につきやすい外装の劣化や変色で 塗り替えを考えるお客様が多いのですが、 屋根も同じように雨や風、紫外線にさらされ劣化が進んでいます。 雨漏りを防止するためにも、目に見えない場所だからこそケアが必要です。 E様邸では …

雨樋の歪みや破損を放置する危険性と補修の必要性

365日お住まいは、常に屋外で太陽の熱・風雨にさらされています。 雨樋もそうです。 設置環境や地域によって違いは有りますが、雨樋の寿命は一般的に約20~30年といわれています。 そんな雨樋ですが、歪んでしまったり破損して …

経年によりタイル張りの目地部から!微細なひび割れから雨水が浸透

I様から雨漏りの連絡を受けました。 I様のお宅は、窯業系サイディング下地にセラミックタイルを 乾式張りにする外壁工法を採用した住宅です。 調べてみますと、経年によりタイル張りの目地部に発生した 微細なひび割れから雨水が浸 …

通気不足が引き起こす雨漏りの仕組みと改善策

昨日の続きになります。 垂木間に通気スペーサーを使用する場合はこのように施工上の注意点が多いです。 屋根垂木の外側に防風層を兼ねる合板を張って、通気垂木で通気層を形成する 「2重垂木工法」を勧めます。2重垂木工法は屋根の …

春の強風に備える雨漏り対策と補修ポイント

先日の強風で屋根材が破損して困っていると 日野市のT様よりご相談を受けて調査に行ってきました。 春は突然の強風が吹く事があり、屋根修理のご相談を多くいただきます。 屋根は強風で一番被害をうけやすい場所です。 軽い屋根材は …

コロニアル屋根がひび割れる主な原因と対策法

コロニアルとは? 「スレート」という屋根材の商品名のことです。 セメントと繊維質を混ぜ合わせて薄い板状にした屋根材のことを「スレート」と呼びます 「スレート」という屋根材の商品名を「コロニアル」と呼ぶ製品会社もあるため、 …

屋根点検依頼で明らかになった劣化と診断の要点

屋根の調査?   今、何も屋根のことで心配は無いけど必要なのでしょうか。 と言うお問い合わせをいただいたのはAさまからでした。 無料点検 といっても今のところ何もないのに屋根を心配する人は確かに少ないと思います。 そこで …

通気スペースを活用した雨漏り修繕方法の実際

T様から雨漏りの連絡がありました。 T様のお宅の小屋裏を調べてみますと、断熱層に張った防湿シートに 大量の結露水が付着しているのを見つけました。 この原因は通気層を設けていなかったために野地板合板などから発生した 水蒸気 …

寒暖差が原因で悪化した雨漏りと建物被害の分析

4月は日中は暖かいのですが、夜になると冷えるような、 寒暖差が激しくなりやすい時期です。 ベランダは紫外線や風雨を受け、常に厳しい環境にさらされています。 湿気や温度差によって防水層が劣化し、 床や壁が収縮して亀裂が入り …

部分修理が可能なトタン屋根瓦棒交換の施工例

トタン屋根のメリットの1つとして、部分修理が可能なことが挙げられます。 それは雨漏りしている瓦棒の交換です。 この瓦棒は放置し野地板や回りの屋根に雨漏りが進行していなければ部分修理が可能なことがほとんどです。 メンテンナ …

漆喰を定期メンテナンスする必要性とその理由

先日、R様邸へ屋根のメンテナンスに行って参りました R様邸へ瓦屋根で漆喰を取り扱った屋根になります。 到着し確認したところ、経年劣化により漆喰がスカスカになっているのが分かりました。 日本瓦は基本的にはメンテナンスフリー …

気象条件に合わせ進化する最新屋根材の特徴

M様邸で1階トイレの窓付近から雨漏りするとのご連絡を受けました。 屋根を調べてみると雨樋に亀裂が入っていました。 雨樋が集水の機能を果たせなくなって雨水が室内に侵入してしまったのです。 早めに気づけば雨樋の交換だけでよか …