
皆さんのお宅でも、いつの間にか他の部位と比べて、破風板と鼻隠しだけ何故か色褪せていたり、劣化している箇所が多かったりする事有りませんか?? それは、破風板と鼻隠しの役目が影響しているのです!
いったい2つに役割は何なのかを簡単にご説明してみますので、次回メンテナンス時に参考にしてみてください

【破風板と鼻隠しとは・・・】
◆破風板 → 屋根の妻側に山形に付けられた板材
・構造上、破風板には雨樋を取り付けることができません。 ◆鼻隠し → 屋根の軒先に取り付けられている水平の板材
・雨樋が取り付けられる軒先の部分に鼻隠しは取り付けられます。 屋根の形は、切妻屋根では鼻隠しと破風板で屋根が構成されており、
一方、寄棟屋根では破風板がなく、鼻隠しだけで屋根が構成されています。 また、雨樋がない破風板は雨と風に常にさらされているため、鼻隠しに比べて圧倒的に傷むのが早い!!と言う違いもあります。
しかし、鼻隠しも痛むことは勿論あります。
雨樋が歪んだり、雨樋金具が外れたりする不具合により、鼻隠しの劣化へと繋がるのです。 ★基本的な2つの役割★
・美観!
・風を破る目的、つまり耐風性能を向上させる。
・防火性能の高い板を使用することで、火災時に窓から上がった火の広がりを抑えるという、防火性能を向上させる役割。
・破風板には雨樋が設置されていません。その為、鼻隠しが有ることで、雨樋を設置し壁面に浸水してしまう事などを防ぎ、静かに地面へ雨水を運ぶことが出来る。 破風板や鼻隠しの劣化は、屋根や外壁の劣化と同様です。
塗装のヒビや剥離、チョーキングがご自身でも確認出来る場合は、早めにメンテナンスを行う必要があります。
特に、剥離している場合は、放置しておくとそこから水が侵入していきます

細かい劣化は一気に進行する恐れが多いに有り、劣化の状況により費用も左右されます。