先日「雨どいから水があふれている気がする」というご相談をいただきました。
雨どいはどの住宅にもある設備ですが、普段意識する機会が少ないため、不具合に気づきにくい場所でもあります。
しかし、雨どいは建物を雨水から守るための重要な設備で、正しく機能していないと外壁・基礎・屋根・室内にまで影響が出ることがあります。
雨どいの役割とは
雨どいの役割は、屋根に落ちた雨水を集め、排水口へ安全に流すことです。
この排水経路が正常に保たれていることで、
- 外壁への雨水の直接衝突を防ぐ
- 雨だれによる音・跳ね返りを抑える
- 基礎まわりの土壌を守る
- 雨水の偏った侵入や集中的な浸水を防止する
つまり雨どいは、建物の寿命を延ばすための防水設備の一部なのです。
雨どいは大きく分けて、
- 屋根の端に沿って設置される軒どい
- 雨水を地面方向へ流す縦どい(堅どい)
- 軒どいと縦どいを接続する集水器
この3つが正常に連動することで、雨水が建物に悪影響を与えず排水されます。
雨どいが劣化するとどうなる?
雨どいは紫外線・温度差・風・積雪の影響を受け続けるため、次のような症状が発生しやすくなります。
- 金具の緩みや腐食
- 落ち葉詰まりや鳥の巣による排水不良
- 積雪や強風による変形・破損
- ジョイント部のズレ・外れ
こうした劣化を放置すると、雨水が正常に排水されず、
- 雨漏り
- 外壁の汚れ・コケの発生
- 基礎の劣化・土台木材の腐食
などにつながる場合があります。
早めの点検が結果的に家を守る
今回ご相談いただいたお客様は築20年のお住まいでした。
点検の結果、雨どいの一部に詰まりと固定金具の緩みが見られましたが、早期発見だったためわずかな補修だけで改善できました。
「気づけてよかった」「安心して冬を迎えられる」と喜んでいただき、こちらも嬉しい限りです。
雨どいは壊れてから修理すると費用が大きくなりがちですが、定期点検で状態を把握しておくことで、長期的に家の保全コストを抑えることができます。
まとめ
雨どいは普段意識されにくい部分ですが、建物の防水性と耐久性を保つための重要な設備です。
気づかないうちに劣化しているケースも多いため、「最近雨水の流れがおかしい」「軒先から水が跳ねる」などの症状があれば、早めの点検をおすすめします。
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