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after
スタッフより
C様より、プレキャスト板壁構造マンションの雨漏り調査をご依頼いただきました。
雨漏りの状況
1階住戸の共用廊下側の窓で雨漏りが発生しており、調査を進めると、同じ位置にある2階と3階の部屋では結露によるクロスの剥がれが確認されました。さらに、3階の隣接住戸では、浴室の天井裏に漏水の痕跡であるエフロレッセンス(※)が発見されました。
浸入経路の特定
これらの状況から、雨水の浸入経路として4階のルーフバルコニーに注目しました。ルーフバルコニーは漏水跡が見られた浴室の真上に位置しており、その防水層の立ち上がり部から雨水が浸入した可能性が高いと推測されます。
ルーフバルコニーからの雨漏り対処法
ルーフバルコニーからの雨漏りに対処するためには、以下の手順を考慮することが重要です。
屋根(床面)の点検: ルーフバルコニーの床面防水層の劣化や破損箇所を確認します。ひび割れ、浮き、腐食などが見つかった場合は、修理や交換が必要です。専門家による詳細な点検をお勧めします。
排水システムの確認: ルーフバルコニーの適切な排水は不可欠です。排水溝やドレンの詰まり、破損、または勾配不良がないかを確認し、必要に応じて清掃や改修を行います。
防水層の再施工: 防水シートや塗膜防水などを用いて、床面、立ち上がり部、壁面との接合部などを適切に防水します。特に脆弱な部分や継ぎ目の処理には細心の注意が必要です。防水工事は専門的な知識と技術を要するため、実績のある施工業者にご依頼ください。
ドレンの設置・改良: 雨水が溜まるのを防ぐため、適切な位置にドレン(排水口)を設置または改良することが有効です。これにより、バルコニー内部への水の滞留を防ぎます。
定期的なメンテナンス: ルーフバルコニーは定期的な点検とメンテナンスが重要です。防水層や排水システムの状態を定期的に確認し、早期に不具合を発見・対処することで、大規模な修繕を防ぎます。バルコニー内部や周辺の壁、天井に変化がないかも注意深く観察しましょう。
上記の対処法は一般的な指針であり、実際の状況によって最適な対策は異なります。雨漏りの問題が発生した場合は、建築専門家や防水業者にご相談いただき、的確な診断と適切な対策を講じることを強くお勧めします。
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