新築現場での防湿シート結露トラブルと施工改善策

施工前の写真

before

施工後の写真

after

ご住所
神奈川県大和市
ご依頼内容
雨漏り修理

お客様からのご相談

屋根の断熱材の下面を覆う防湿シートの内側に大量の水滴が付着し、水滴が下方に流れているのが見つかり、住宅会社から相談をうけました。外装工事と屋根工事を終えたタイミングでした。
水滴がみつかった当日は、住宅会社の依頼で当社が中間地の気密測定を実施しているときでした。
天候は晴れで気象データによれば外気の最高気温は28度だったので、現場は26度程度だと思われました。
この住宅はグラスウールを充填した天井断熱と屋根断熱を併用していました。水滴が付着したのは、屋根断熱の部分だけです。天井断熱の部分には小屋裏換気口が設置されていましたが、屋根断熱の部分には屋根通気層は設けられていませんでした。天井断熱と屋根断熱をつなぐ壁の立ち上がりに断熱材を施工していない、という不備も見つかりました。
発生原因は建材が工事中に何らかの原因で吸湿したこと、屋根の通気層と壁の断熱層の不備が重なったことで、高温多湿の時期に放湿型結露が生じたと考えられます。
弊社は結露再発防止策として、断熱材と防湿シートをすべて撤去し、木材と野地板を完全に乾燥させたうえで気層を確保して新たに断熱材と防湿シートを張り直すことを提案しました。
天井断熱と屋根断熱をつなぐ壁の立ち上がりの断熱も求めました。
現場で建材が湿気を吸収することによる防湿型結露を防ぐ対策で重要なのは、養生の徹底です。
基礎工事の段階から外壁に透湿防水シートを張り終えるまで、養生を施すことを推奨します。
顕在を現場に搬入した後の管理も重要で、屋外に置く場合は、通気性と防水性を確保できるよう隙間のあるパレットに建材を重ねて地面側を含む6面をすっぽり防水シートで覆います。上棟後は雨養生した屋内に建材を確保することが大事です。


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