
スタッフより
昨日の続きになります。
さらに調べてみると、浴槽天端の防水処理が不十分なことが分かりました。
かけ流しの浴槽にたまった湯が天端付近から壁の中に流れ込み、床下地の表面を
流れて脱衣室への漏水量を増やしていたのです。
1階の宿泊フロアにカビが発生したのは直下のピットも原因ではないかと考えられました。
ピット内には、地下水の漏水や結露が発生していました。また、カビ被害が
生じている部屋の直下には2重壁やピットの一部を利用した貯水槽があり、
その水蒸気が1階やピットの湿気の原因であると思われました。
ピットに湿気がこもるのは一般的なことで、湿気が上階に上がってこなければ
カビは発生しません。地下から1階に水蒸気の通り道があるのでしょう。
その後の改修工事で通り道が分かりました。1階の床仕上げを解体してみると、
床を貫通する配管や配線のまわりに隙間があり、これを塞ぐ作業が不十分だったのです。
また1階全体がカビ臭くなった給気経路にも問題がありました。給気経路は外部、ピット内、熱交換型換気扇、室内という順で外気を室内に取り込んでいました。
湿気を帯びたピット内を経由していたのです。このためピット内に繁殖したカビも室内に取り込まれてしまっているのです。
明日に続きます。
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