太陽光パネル設置屋根で発生した雨漏り修理

杉並区のY様から雨漏りの連絡がありました。
先日太陽光パネルの取り付け部から雨漏りが発生したので、パネルを
取り付けた業者に連絡をしたところ、瓦屋根から雨漏りしているので、
全面葺き替えにしないと直らないと言われたそうです。
それで住宅会社に連絡すると、今度はパネルを設置した業者に
直してもらうように言われ、たらい回し状態に。
そこで弊社に相談を持ち掛けたそうです。
Y様の住宅は築２０年ほどの木造住宅で、屋根は寄棟の平板瓦葺き
で寄棟用の太陽光パネルが設置されていました。
早速調べてみますと、棟に近い部分で野地板合板から突き出している
２本のビスまわりに雨染みが見つかりました。
普通は、瓦の平部はくぎで留めるので、ビスは使用しません。
太陽光パネルの支持部材を固定するビスからの雨染みであることが
分かりました。小屋裏の一部がロフトになっており、軒先側を点検すると
ロフトと小屋裏の間仕切り壁にも雨染みが生じていました。
屋根に上がってみますと、小屋裏の雨染みが生じていた付近に、
太陽光パネルを留め付けている支持瓦がありました。
太陽光パネルは寄棟屋根用で三角形の配置になっていました。
その頂点にある支持瓦があり、その周辺がコーキングだらけになっていました。
平板の支持瓦には両端が凸のUタイプが用いられていましたが、
この建物の瓦はフルフラットタイプだったので形状が異なっていて
段差が生じていました。その段差をコーキングで埋めていたのです。
明日に続きます。

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