杉並区で鉄骨造の外壁塗装 -2-

昨日の続きになります。
外壁の劣化が進行して塗膜がはがれてしまったり、何らかの原因で外壁の塗膜が
膨れて中に水が溜まることがあり。それを放置しておくと剥がれや膨れが酷くなり、外壁の状態が悪化することがあります。
カビ、コケ以外の外壁の汚れは外壁塗膜が劣化していることを表します。
一般的な外壁塗料には汚れにくくする作用のある添加剤を使用しており、
その効果が落ちていたり、経年や紫外線の影響で塗料そのものの劣化が
進行して汚れが付きやすくなっていると思われます。
すぐに外壁塗装が必要ということではないですが、汚れが目立つ場合は、
劣化を防ぎ外壁を保護する観点からメンテナンスの目安と考えると良いでしょう。
鉄筋コンクリート造の塗装仕上げ外壁には下地モルタルが下塗りされている場合があります。その場合、経年によって下地モルタルに「浮き」が生じ、剥離や落下の恐れがあります。
このため、外壁塗り替え工事の際には、下地処理として下地モルタルの「浮き」
の補修が必要になります。「浮き」の補修方法は２通りあります。
1つは、浮いた部分を剥がし、新たにモルタルを塗り付ける方法で、もう１つは
浮いたモルタルを残したまま、「浮き」の部分にエポキシ樹脂系の接着剤を
注入してモルタルの剥離を防ぐ方法です。後者の方法には、エポキシ樹脂の
注入とともにアンカーピンを打ち込んで留める「アンカーピンニング工法」
と呼ばれる工法もあります。最近はこの工法がよく用いられているようです。
明日に続きます。

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