
お客様からのご相談
昨日の続きになります。
改修工事の手順は以下の通りです。
まず、既存の屋根をすべて撤去します。次に瓦の下にあるふき土を
撤去します。ふき土の湿り具合から棟全体から雨水が入り込んでいたこと
が伺えました。ふき土の下には防水シートが入っておりそれも撤去しました。
野地板はバラ板で隙間ができていました。野地板に隙間があると瓦屋根の
全数留め付けには適しません。そこでバラ板の上に増し張りで野地板を
設置しました。その上にアスファルトルーフィングを設置し、
瓦桟木とルーフィングの間にスペースをとるための水抜き材となるルーフィング
(縦桟)を施しました。
築年数が経っている屋根に不陸があるため、Uタイプを採用しました。
瓦表面の凹凸デザインによってフルフラットより不陸が目立たないため、
瓦はUタイプと呼ばれるF形防災瓦を使用しました。
告示基準に適合するためのポイントは以下の通りです。
1.軒先の瓦は、瓦1枚に対して3か所で留め付ける。
2.平部の瓦は、全数を留め付ける。その際の注意点は、屋根の棟や
けらば、谷などでカットしてくぎ穴がなくなった瓦についても
新たにくぎ穴を開けてすべての瓦を留め付ける。
3.けらばの瓦は、原則、瓦1枚に対して3か所で留め付ける。
4.胸の瓦はすべてねじ留めする。
5.くぎやねじは、その地域の耐風性脳を満たす体力を保持する長さとする。
これらを順守することで、巨大地震や台風でも耐えられる瓦屋根となります。
また、瓦屋根の改修にあわせて、外壁をきれいにしたいという要望がありましたので、
トタンの上にカバー工法で鋼板外壁を設置しました。
瓦屋根の部分雨漏り修理ではなく、瓦屋根全体の葺き替えを行ったことで、
U様も安心されたご様子でした。
いつかくる巨大地震や巨大台風に備えて今後も長く使用する建物では、
古い工法の瓦屋根を現在の基準で改修することが必要になります。











