お客様からのご相談
昨日の続きになります。今年は雪も何度か降り、寒さも厳しいためか「雨漏り」、「結露」関連の我々が「雨漏り」、「結露」の違いをどう見極めているのかをご紹介いたします。一般的に室内側の壁が濡れるなどの現象があったときは、どちらかの断定はできないので、推定するしかないのが現状です。散水試験などの漏水検査が実施できる場合は、漏水の有無を確認し、無い場合は結露と結論づけることができます。しかし、いつも調査ができる環境であるとは限りませんし、結露の原因究明調査が必要な場合もあります。結露については、原因が一つでない場合が多いので、調査は難しくなります。原因が一つであればその原因がどうかの調査を行えば判断はつくのですが、結露はたいてい複合要因で起こるため、一筋縄ではいかないのです。内装の解体をすれば分かりやすいのだけれども、解体できる場合はなかなかありません。水分量調査は結露の発生と、室内の水分量との因果関係を調査し、結露の原因を探る調査です。調査は外部と対象の部屋、同一住戸のその他の部屋などで温度と相対湿度を測定します。その結果から水分量(絶対湿度)を算出し、その変化の対比によって原因を探ります。例えば、水分量の上昇と降雨や外気の湿度の上昇と居んが関係を確認し、水分量の上昇の発生時間などから日常に原因があるかどうか様々な視点から推定をしていくのです。











