屋根修理と塗装で外観と耐久性を両立させた実例

E様が屋根の塗り替えを検討しておられます。E様が、当初屋根の塗り替えというのは、外観を良くするためだと思ってらっしゃったようです。実は屋根の塗り替えというのは性能的な理由の方が大きいのです。定期的に塗り替えをするということは、屋根の寿命を延ばし、しいては雨漏り防止になりますので、おすすめしています。E様の屋根はスレートです。どういう塗料がおすすめなのか質問されました。耐久性の高い屋根塗料が最適がおススメです。紫外線に強く、メンテナンスサイクルを伸ばすことができるからです。金属屋根の場合は、弱溶剤型の専用塗料を用います。金属屋根の夏場の温度上昇を抑える遮熱塗料が特におすすめです。一般的に塗料の耐用年数が長いほど塗料は高くなりますが、塗装工事は材料よりも足場や養生、人件費の割合が高いので、長い目で見れば工事回数を減らした方がローコストになります。また、同じ樹脂でも「弱溶剤型（水で希釈）」と環境に考慮した「水生系（水で希釈）」に分かれます。価格と性能をトータルで検討すると良いでしょう。おすすめ塗料の簡単な説明しましょう。（1）低汚染塗料：親水性により、雨で汚れが流れ落ちるセルフクリーニング機能と汚れにくく耐久性の高い塗膜で美しさが長持ちします。（2）遮熱塗料：太陽光の赤外線を反射し、建物の室内温度の上昇を抑えて快適な室内空間にします。省エネにも貢献します。（3）ラジカル塗料：近年発売された新しい塗料で、劣化の原因（ラジカル）の発生を制御し、仕上がりの美しさと高い耐候性が特長です。弊社では塗料のおススメはしますが無理に押し付けることはせずに、最終的にはお客様の判断に従っております。