K様は、屋根修理をするにあたり、屋根の葺き替えで屋根材の素材自体を変えようと思うのですが。ということでした。ここのところ、なんでも軽量化 の風潮とともに昔ながらの日本の建築様式の特徴であるなぜ寒いの イコール 通気性がよいということ?に関して、多くの点が取り上げられています。修理などの機会にそもそもの屋根素材を見直すことが多く、今後のご希望年数や特徴も含めてご参考にしていただける内容をご紹介したいと思います。伝統的な日本の瓦は、ご存知のように1枚1枚の重なりで形成されています。よって空気が自由に出入りし、熱気や湿気も追い出してくれます。カーブのある形状が特徴的ですが、水切りによく雨音も吸収してくれます。重量が重いというデメリットもありますが、洋風の軽いタイプも多く使われています。25年くらい経つと瓦自体が水を吸い込んでしまうことが多く、葺き替えが必要となります。カラーベストは最近、色褪せの少ないタイプが多く出ていて、メンテナンスもほとんど不要なものも見られます。最近コストパフォーマンスに優れているのがガルバリウムです。軽量でカラーも豊富。しかし、低コストであってもある程度の厚みがないと耐久性が劣ってくるので具体的にどれくらいの厚みがあるか、数値を確認する必要があります。U様にもご説明後、今後の計画や環境などを含め、じっくりと検討していただいています。