構造的な柱の不具合で発生した雨漏り修理と対応事例

ご住所
東京都杉並区
ご依頼内容
雨漏り修理

お客様からのご相談

昨日のブログの続きです。雨漏りが生じた1階のサッシ上部の納まりを見て気がかりになった点があります。サッシ上部のまぐさが外側に出っ張っていたのです。この状態ではまぐさの上に水がたまり、室内での雨漏りが生じやすいです。なぜこのような納まりになったのかとたどってみると、通し柱と間柱の寸法の違いに原因があることが分かりました。壁の図面を見ると通し柱は120mm角なのに間柱は105mm厚で壁厚方向の寸法がそろっていなかったのです。間柱には厚さ15mmの通気胴縁を留め付けて通気層を確保しているが、通し柱には外装材を直貼りしていました。さらに問題となるのは、サッシ上部のまぐさの部分です。サッシのつば、防水テープ、透湿防水シートの3層と外壁材が密着していたのです。これだとまぐさが通気層を塞いでいるので、通気層から流れてきた雨水がまぐさでせき止められてしまうのです。通し柱と間柱の壁方向の寸法をそろえるのは鉄板なのです。通し柱と間柱の両方に胴縁を設置して通気層を確保する納め方が正しいのです。通し柱にも胴縁を付けることで、まぐさなどの横架材が通気層を隠蔽してしまう状況をまた、透湿防水シートと外壁との間に隙間を確保することで、通気層に雨水が浸入しても、サッシまわりで滞留することなく通気層下方へスムーズに排水されるのです。柱と間柱の厚さをそろえ、透湿防水シートを壁一面にフラットに張ることが雨仕舞のキホンなのです。柱不揃い2

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