散水調査で原因を特定した片流れ屋根の雨漏り修理

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理

お客様からのご相談

昨日の続きになります。Y様のお宅で早速、棟付近の散水調査を実施することになりました。調査当日は風速6m/秒ほどの風が吹いていましたが、棟の破風板に散水したところ、風の影響で水滴が壁面から屋根面に巻き上げられました。暴風雨でも起これば、同様の現象が起こることが想定されました。つまり、強風時には下から巻き上げられた雨水が、屋根と壁の取り合い部から浸入するリスクが高まるのです。雨水の浸入口として最初に目をつけたのが、野地板裏面と破風板そこで胸を下から見上げてみましたが、野地板の裏面は露出していませんでした。破風板水切りで隙間をしっかり覆ってありました。ところが、縦ハゼぶきの唐草水切りの継ぎ目を見ると、隙間が空いていました。この部分を重点的に散水すると、水切りの継ぎ目から野地板の裏面に浸水しました。これが室内の雨漏りのからくりです。通常、棟部に使用する棟包み板金の継ぎ目にはシーリング材を打っています。それと同様に、棟部に唐草水切りを使用する場合は、継ぎ目にシーリング材を打つなどの念入りな対策が必要になります。大局的にみると、この家を施工した工務店は雨仕舞に十分な配慮を施していたようですが、板金同士のわずかな隙間から雨水の浸入をふせぐことが出来なかったのです。それほど、軒ゼロ片流れ屋根は施工にトラブルが生じやすい形状なのです。明日に続きます。002

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