鉄骨造住宅で発生した3階部分の雨漏り修理の実態

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理

お客様からのご相談

S様のお宅の3階がが雨漏りだということで、相談を 受けました。S様のお宅は鉄骨造です。 調べてみると、雨がしばらく降っていないのに水滴落下が おさまらない様子でした。このことから、天井裏部分で結露しているであろうことが 推測できました。実際しらべてみると案の定、天井裏の床下下面 (デッキプレート下面)と鉄骨梁が結露し、腐食していました。デッキプレート 下面には断熱材が施工されていましたが、透湿性のあるロックウール ボードだったため、室内の湿気がデッキプレート面まで達し、プレート の下面部分で結露したのです。プレートの表面温度が、冬の外気に よって零点以下になったからでしょう。また鉄骨梁には耐火被覆が 施されておらず、デッキプレートから伝わった熱で鉄骨梁が冷やされ 結露を生じました。そこでロックウールボードによる断熱材をいったん 除去し、透湿性のない耐火被覆を鉄骨梁を含めて床スラブに密着 するように吹き付けました。なお、鉄骨梁や鋼製の折半屋根などは 寝る伝導率が高く、外気や躯体の温度の変化の影響を受けやすいです。 法規上、準耐火建築物にする必要がない場合でも、耐火被覆を 施した方が結露対策になり安心してお住まいいただけます。一方「天井裏の 隠れた部分だから、見つかることはないだろう。。。」との考えで、 工事費の削減を目的に準防火地域内の建物にもかかわらず、耐火被覆を省略する違法建築 も少なくありません。そういう手抜きをした建物は、やはり結露の トラブルが非常に多いです。 鉄骨の雨漏り
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