雨樋破損で発生した集中雨水と修理事例

S様から雨樋が経年劣化で壊れたので、修理の依頼がありました。雨樋を壊れたままにしておくと、破損した箇所が軒樋であれば、雨水が集中的に落下します。落下する場所が建物の下屋根やバルコニーだった場合、集中した雨水が下屋根から雨漏りを起こすなど、様々な不具合が発生する場合があるので注意が必要です。雨樋の役割は、屋根やベランダ、バルコニーから流れる雨水を滞りなく地上または排水溝に導くことです。建物を必要以上に濡らさないことで、結果的に建物を長持ちさせることにつながるのです。屋根と並行している横方向の樋が軒樋、地上から上にむかっている縦方向の樋が竪樋、軒樋と竪樋をつなげているのが集水器と、大きく三つの部位から構成されています。雨樋の不具合で一番多いのが樋の詰まりです。屋根よりも高いところに樹木がある立地条件において多く見られるトラブルです。樹木がないところでｓも飛んできたゴミや鳥などが運んだゴミが詰まってしまう場合もあります。八馬やゴミが軒樋に堆積し、雨が降ると集水器に集まり、結果的に集水器が詰まってしまいます。集水器が詰まると軒樋に雨水があふれ軒樋からこぼれた雨水が建物を濡らしてしまいます。樋の詰まりをチェックする方法として、雨の日に確認することをオススメします。高いところにある樋のつまりは目視が難しいので、雨の日に樋から雨があふれていないかを確認することでチェックできます。屋上などの陸屋根における排水溝も、ゴミや泥などが堆積してつまらないようこまめに掃除することが必要です。