シーリング不良による雨漏り修理の対応

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理

お客様からのご相談

今回も築浅物件の雨漏り事例です。S様は竣工後9か月の軽量鉄骨造ユニット住宅にお住まいです。S様の場合は、1.2階の天井部分に雨漏りが見られるとのことで連絡を調べてみますと、1.2階の天井部分だけではなくさらに床下への漏水もありました。天井の雨漏りと床下への漏水は、どうやら侵入箇所が違うようです。調べてみると、妻壁のガラリ(※)上部のは破風金物との取り合い部分と、ガラリ面台の隅の2か所から壁面への水の侵入が確認されました。破風金物部分から入った雨水は、鉄骨柱・梁を伝わって1階床下へ落ちていきます。柱を伝って2階和室の床にも漏水する可能性があることが分かりました。ガラリ面台から侵入した水については壁パネルを伝って、2階アクセントカバー部分の水切りから外部に出ていく構造になっているため、大量に雨水が流れ込まない限り、室内に漏水することはありません。漏水の直接の原因は、シーリングの施工不良です。妻壁側の庇の出幅が短い設計であったことも原因の一つでしょう。壁面に雨がたたきつけられるような強風時には、ガラリ上部にも雨が当たり、一般的な住宅工事では、専門会社が防水工事をするわけではないので、シーリングの施工不良は起こりやすいです。S様のケースでは、シーリングを充填し直すだけにとどめました。こういうケースを踏まえて、メーカーでは、ユニットの仕様を庇の出幅を200mmから300mmに伸ばしたようです。(※)ガラリとは、外部に対して目隠しをしながら換気ができるように、ドアや窓などにもうけた通気口のことシーリング施工不良

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