印鑑不要論が叫ばれる中、とある印鑑が売上を急激に伸ばしています。
「手洗い練習スタンプ おててポン」という印鑑(スタンプ)です。
新型コロナウイルスによる感染拡大に伴い、子供に楽しく手洗いの
習慣を身に着けられると評判になっているんです。
使い方は簡単で、手のひらにスタンプを押し、市販のせっけんを使って
30秒ほど洗って、印影が消えていれば完了となります。印影の
デザインはばい菌がモチーフでばい菌をやっつけるというゲーム感覚で
楽しめるようになっており、1千回ほど使えます。
安全性を保ちつつ、しっかりと洗ってもらうために落ちづらい印影に
することを両立させるために、食用色素を使い、どのメーカーの
せっけんで洗っても30秒ほどで落ちるよう、色素の種類や濃度を追求
し、商品化したそう。
おててポンは16年11月に販売を開始するとすぐに話題になり、今年1〜6月
の出荷数は前年1年分の20倍になり、今なお出荷数が伸びています。
斜陽産業、衰退産業と言われていても、発想次第で、時代にマッチし、
売上を伸ばせる可能性があるんですね。









