新型コロナウイルスの感染対策として、フェースシールドを付ける人が
増えています。マスクに比べると口元が見えるという利点があることから
口の動きを見せたい語学教師、合唱団、飲み会の場などで広がっています。
しかしながらマスクに比べると予防効果が低いことが指摘されています。
理化学研究所などは、世界最高レベルの性能を持つスーパーコンピューター
「富岳」を使ってフェースシールドの予防効果を発表しました。
不織布マスクをつけた場合と比較して、フェースシールドは人の飛沫が
どう広がるかシュミレーションしたところ、口の部分から前方まっすぐに
飛沫が広がるのをある程度抑えられるが、左右や下からどんどん漏れ、
10秒後には周囲1メートルに飛沫が広がりました。
フェースシールドはつけた人の目を感染から守る効果はありますが、
飛沫を広げない効果に関しては不織布マスクの方が効果があり、マスクの
代わりとして使うことは推奨していないそうです。ご使用の際は
マスクも併用して使われた方がよさそうですね。









