世界中が新型コロナウイルスの影響で景気が悪化する中、中国では
新たな雇用の受け皿として「露店」の出店を推奨し始めました。
街角で食べ物や雑貨などを売る「露店」は、これまで取り締まりの
対象となっていましたが、失業が深刻化し雇用の受け皿として
「露店経済」が期待されています。
実際、四川省成都市で露店の出店を許可したところ、新たに10万人の
雇用を生んだとのことで、李首相は「露店経済は雇用の重要な源で
中国の活力だ」と称賛し、上海市など30近い都市が露店の推進に一気に
動き出しています。
露店は交通を妨げ、景観を害する一方で、出稼ぎ労働者でもすぐに始められ、
日銭を稼げる。雇用も創出できる。中国はこれまでに厳しい規制から急に
奨励に転じ、露店文化の復活を歓迎しています。今後は先進国でも
露店経済が広がる可能性もあり、オリンピックの開催で揺れる日本でも
もしかすると「露店」が広がるかもしれませんね。









