給料前借り相談急増に潜む注意点とリスク

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新型コロナウイルスの影響で給料前借りをし、トラブルになるケースが増えています。
ネット上などでは「給料の前払い」や「ブラックでもOK」などと手軽さをうたって
いますが、多額の手数料を取られたり、違法な取り立てにあったりする被害が
出ており、「生活が破綻する恐れがある」として金融庁も」警戒を呼びかけています。

給料前借りは給料ファクタリングとも呼ばれ、給料をもらう権利を利用者が業者へ
売り、お金を業者から前借りするという仕組みです。利用者は手数料を引いた額を
現金で受け取り、給料額を業者に支払うが、法外な手数料や違法な取り立てで苦しむ
人が増えており、東京地裁は3月24日の裁判で「給料ファクタリングは貸し付けに該当
する」と司法判断し、金融庁は「給料ファクタリングは貸付と同様の機能」と見解を
下しました。今後サラ金同様に貸金業法下で厳しく規制されることになりますが、一部の
業者はいまも広告を出しており業務を続けているのでくれぐれもお気をお付けください。
生活資金に困ったら公的な制度を活用し、行政の給付金や貸付制度を利用するように
しましょう。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。