壊れないトイレの存在が問いかける公共設備の在り方

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「最強の小便器」と呼ばれるトイレが埼玉にあるんです。
2012年から全国の公衆トイレで何者かにトイレが壊されるという被害が相次ぎ、
14年には練馬区の光が丘公園にある便器85器が壊され、修理費は1千万円
にものぼりました。そこで鋳鉄の町、埼玉県川口市では、5年の歳月をかけ、
鉄球を落としてもバールでたたいても壊れない鋳鉄製の小便器が商品化され
ました。

通常の便器は陶器でできており、板は厚いが衝撃に弱かった。鋳鉄製だと
板が薄くて軽く、重さも30㌔ほど。価格も約10万円と割安。しかも頑丈で
重さ7.5㌔の鉄球を高さ1㍍から落とす実験で、陶器製は粉々になりましたが
鋳鉄製はビクともしませんでした。耐久性にもすぐれているため評判を呼び、
昨年3月には駒沢オリンピック公園に納入されました。オリンピック前に
さまざまな公園で最強の小便器を見かけるケースが増えそうですね。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。