
新型コロナウイルスの感染対策に、台湾が打ち出した対策が注目されています。
日本では3月から小中高校の一斉休校が始まったのに対し、台湾では1月下旬から
2月10日まで冬休みを2週間延長し、2月25日には再開しました。
期間中に、企業には保護者の休暇取得を認めるよう求め、学校では授業再開に向け
準備を進めました。台北市最大の小学校では各学級で使う180個の体温計を確保、
非常時のマスクも備蓄。再開時のルールも事前に保護者と確認し、朝に3回体温を
測り37.5度を超すと休むこととしました。またマスクに関しても市がマスクを
買い取り安価で市民に配給する制度を運用し、約6000店舗ある指定薬局で健康保険
カードを示せば1週間に1人2枚を約36円で買えるようにしました。その後は業者に
製造機械を買い与え軍人も動員するなどしてマスクの生産量を増やし、だれでも安価で
買えるよう供給量を確保できるようにしました。
台湾では2002~2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した経験があり、その
経験から、今回は休校の要請やマスク市場の管理など先手対応ができました。
過去の経験を生かた対応が好評で政権の支持率も高まっている台湾の方法を日本も
参考にしてほしいですね。








