防水紙劣化で起きた雨漏り修理の詳細事例

ご住所
東京都杉並区
ご依頼内容
雨漏り修理

スタッフより

昨日の続きです。 シートの破れを見たところ、温度上昇による劣化が原因であることが 推定されます。なぜなら、同様のケースを何件か経験しているからです。 温度上昇が原因である場合、劣化状況に1つの共通点があります。 それは、外壁面の方向によって透湿防水シートの劣化状況が大きく 異なることです。実際にH様のお宅の外壁を剥がしたところ、はっきりと 方角による違いが現れました。南面の損傷が最も激しく、次いで 西面の傷みが進み、東面は比較的損傷の程度が小さかったです。さらに北面では ほとんど損傷が見られませんでした。つまり強いにっしょを受けて高温になる 南面や西面ではシートの劣化が激しいが、日射を受けない北面では温度がさほど 上がらすに劣化がしにくかったのでしょう。 では、なぜ温度上昇によって透湿防水シートが劣化するのでしょうか? それは透湿防水シートの組成には、「単層構造」と「複層構造」の2種類 があります。温度上昇が問題になるのは、複層構造の方です。 複層構造の透湿防水シートは、各層を接着剤で貼り付けて一体化したものが 多いのですが、外壁が直射日光を受けて背後のシートが高温になると 接着剤が接着力を失って各層がバラバラになり、シートの一体性が失われて 破れやすくなるのです。 複層構造のすべての透湿防水シートがこうした弱点をかかえているわけではないですが、 弊社がこれまで経験した温度上昇によるシートの破れは、すべてが 複層構造の製品でした。 防水紙ボロボロ2 明日に続きます。
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