賃貸退去時に続発するトラブルと回避策

屋根葺き直し 屋根補強 雨漏り補修

いよいよ春の引っ越しシーズンになりますが、退去時のトラブルには
お気を付け下さい。賃貸物件から退去する際に、本来なら貸主が負担
するべき費用を、借主が払うように求められるトラブルが増えています。
中にはどこまでも過剰に請求するケースも。。。
借主が部屋を明け渡すときに貸主や管理会社から原状回復を求められますが、
原状回復とはどこまで回復させる義務があるのでしょうか?

国土交通省のガイドラインでは、原状回復とは借りた当時の状態に戻すもの
ではなく、借主の故意や過失、通常の使用を超えるような使用による損耗を
復旧することと説明しています。

4月に施行される改正民法では、原状回復の範囲をこれまでのガイドラインや
判例に沿って法律に明記し、原則として従うべきルールであることをはっきりと
させました。また契約時に借主が貸主に渡す敷金も法律上定義がなため、
「賃料などの債務を担保する目的で渡す金銭」と定義しています。
注意したいのは改正民法が適用されるのは4月1日以降に成立した契約が対象
となるということです。トラブルを避けるためにも、入居契約時の書類を
よく確認しておくことをおすすめします。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。