笠木部分から発生した雨漏り修理の事例②

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
雨漏り修理

スタッフより

昨日の続きになります。 手摺壁の天端の施工は、下地木材の上に防水紙を張り、その上に 固定金具をビスで留めつけて、最後に笠木を被せます。天端に ビス穴を開けるので、その穴から内部に浸水する可能性が最も高いです。 そのリスクを軽減することがポイントです。 下穴シーリングの効果が高いのはその通りですが、正しい施工方法で 充填されている現場は非常に少ないです。間違った施工例で最も多いのは、 ビス頭の周囲だけにシーリング材を充填する方法です。 大切なのは、ビス穴内部にシーリング材を充填することであって、 いくら大量のシーリング材を載せても全く効果はないのです。 シーリング材の充填以外にも、間違った雨漏り修理の施工例があります。 よく目にするのは、笠木の継ぎ目にアルミテープを貼ったり、 バックアップ材やシーリング材を重点したりする方法です。 継ぎ目をふさぎ、浸水を防ぐのが狙いなのは分かります。 しかし、これは意味は無いのです。通常、笠木の継ぎ目の下しは、笠木の 長手方向と直角に捨て板を置きます。捨て板には長い溝が切ってあり、 侵入した雨水をそこから排出する構造になっています。そもそも 笠木は温度による伸縮があるので、継ぎ目を完全に塞ぐのは難しいです。 だからこそ、こうした排水の仕組みを備えているのです。それは分かっていれば、 継ぎ目のアルミテープなど無駄なことをしなくて済むのです。 笠木2 明日に続きます。
0120-494978 電話受付時間 8:00~18:00(日曜日を除く)
  • メールでお問合せ
  • LINEでお問合せ
会社概要