屋根通気の不備で屋根修理 -2-(世田谷区)

ご住所
東京都世田谷区
ご依頼内容
屋根修理
使用材料

スタッフより

昨日の続きになります。 世田谷区のS様のケースは、以下のように推測されます。 まず、居室内で暖められた空気が小屋裏へと上昇する。次に暖気が 断熱材同士の隙間などから断熱材と野地板との間の通気層に侵入する。 ところが、隅棟に通気や排気の機能を設けていなかったので、 暖気はそのまま通気層にとどまる。その後、外気で冷やされた野地板 の裏面で結露が発生する。 この調査結果を踏まえ、以下のように対策を講じました。 (1)屋根断熱を天井断熱に変更 (2)4つの済棟に換気施設を取り付けて排気量を増やす (3)鼻隠しに給気部材を新設して給気量も増やす この3つの対策で換気環境が改善され、結露が防止されます。 S様のケースに限らず、最近の住宅では天井断熱でなく、屋根断熱を 採用する住宅が増えています。 特にグラスウールによる屋根断熱では、屋根に袋入りの断熱材を タッカーで留めるだけの施工が多いのです。 梁や垂木が交錯し、複雑な形状の場所に張り込む際は、断熱材同士の 間に隙間が生まれやすいです。気密性を保つのは至難の業で、 成功例を見たことはほとんどありません。 屋根結露2_2 さらに、構造上、通気の確保が難しい寄棟屋根という条件が重なれば 屋根換気はますます困難になります。 見えない小屋裏でじわじわと進行する結露は家の「癌」ともいえるでしょう。 最終段階では野地板が腐ります。 屋根材を留める釘がきかなくなって瓦が落ちたり飛んだりするので、 非常に恐ろしいです。

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