屋根裏結露が引き起こす構造腐食と断熱換気改善策①

T様は築7年の片流れ屋根の木造2階建てにお住まいです。 新築で住み始めてから、1~2年後から軒天井のケイ酸カルシウム板にひび割れが 生じ、剥がれ落ちたりしていたようです。 他にも外壁にも不具合があり、弊社に相談がありまし …

台風時期に備える応急処置と屋根点検の基本知識

予想想定外の台風進路と天候が気になるのが今年です。 そんなわけで最近になってから 備えるため、というお問い合わせを多くいただいています。 T様からもお電話をいただきました。 今の所大丈夫でしたが、もし、突然の雨漏りがあっ …

猛暑対策リフォームで実現する遮熱屋根と断熱性能向上法

毎年毎年、昨年よりも暑さを更新し続けて今年の夏も猛暑になるそうですが、地球温暖化が深刻な問題になっています。 私たちが少しでも対策できる事はないのでしょうか。 荒川区S様から、屋根リフォームの際の断熱塗料についてご相談い …

軒ゼロ住宅特有の防水設計不備と再施工による改善③

昨日の続きになります。 J様より設計図面を拝見したところ、建物の外周全体にわたって、外壁材と破風板水切りとその間に適切な隙間が設けられるように設計されていました。 図面上ではしっかりと通気層を確保しようという意図が読み取 …

屋根外壁の2大雨漏り発生ポイントと構造別の対策法

雨漏りは、大きく屋根・外壁の2か所で発生します。 屋根のみの点検のみですと、外壁の劣化は進行してしまう危険性が有るのです。 ◆壁から雨漏りする場合の代表例 ・台風などの自然災害 これは一種の事故のようなものです。 万が一 …

防水シート劣化が招く雨漏りの危険性と適切な交換タイミング

K様邸では雨漏りで困っているという事です。 雨漏りの原因となる防水シートの劣化が確認でき、修繕を行う事になりました。 防水シートは雨漏り修理には欠かせない物のひとつで、野地板と屋根材の間に挟まれているので普段の生活では目 …

軒ゼロ住宅で起きる壁面からの雨漏りと改善施工②

昨日の続きになります。 最初に雨の侵入箇所として疑われたのは、野地板の裏側と破風板との隙間でした。 そのため、屋根の棟部分を下から目視で確認しましたが、野地板の裏側は外側から見えないように施工されており、露出している様子 …

棟板金の釘浮きが引き起こす雨水侵入と早期補修の必要性

先日、調布市にて屋根のメンテンナスに行って参りました 確認してみると、棟板金の釘が浮いておりサビが目立っておりました。 早速棟板金を外して中を確認してみると、雨水が侵入しておりこのまま放置してしまうと屋根全体に被害拡大し …

屋根も健康診断が必要!定期点検で防ぐ劣化と雨漏りリスク

先日、2年に1度の定期メンテナンスをご依頼いただいている、品川区K様宅へ伺いました。 今回はまだ実際には1年10か月なのですが、最近の気候の状態もあり、 表面では何も見受けられないものの、だからこそ中身をチェックして欲し …

雨水で劣化した陸屋根笠木の補修と防水層再生の施工手順

E様邸の陸屋根改修工事では、屋根に紫外線や経年による防水層の劣化や屋根の立ち上がり部分や床との取合い部分亀裂が見られます。 金属の笠木を調査すると簡単に外れてしまい、その下の木材部分が雨水によって変色しています。 吹き抜 …

人気のガルバリウム鋼板屋根でも注意が必要な瓦棒劣化の実態

ガルバリウム鋼板は多くのお宅で人気があり使用されていますが見た所目立った外傷も無く一見綺麗に見えますが、実は瓦棒の中が違う場合があります。 カバーを外してみると、木材に雨水が浸透して劣化していることがあるのです。しかし、 …

軒ゼロ住宅に多い雨漏りトラブルと設計上の注意点①

J様より、雨漏りに関するご相談をいただきました。 J様のお宅は築浅の戸建て住宅で、屋根はガルバリウム鋼板(溶融アルミ亜鉛メッキ鋼板)を使用した片流れの形状を採用しています。 J様のお話によると、昨年の台風の時期に、室内の …

極端な気候変化による屋根被害と耐候リフォームの必要性

想定外の天気が続く中、実は屋根は多くのダメージを受けています。 ここ最近を例にとってみても まずは年々暑さが増す夏。を思い出す方も多いのではないでしょうか。 そして、時には経験のない豪雨の日々。 そしてそれは、屋根や建物 …

トップライトのメンテナンスで得られる節約効果と防水性能

梅雨が終わったような天候が続いていたと思えば、大雨警報にも注意が必要な不安定な日々です。 屋根リフォームを検討中の足立区C様より、様々な物価高騰の中で少しでも電気代を節約したいとトップライトの設置を考えているという事です …

床下雨漏りがもたらす構造腐食と健康被害のリスクを徹底解説

定期的メンテンナスをした際外観、屋根等には全く問題なく、修理や補修等も必要のないお住まいの場合でも床下で雨漏りしているのが確認されることがあります お問い合わせで床下における漏水関連の相談を受けることが度々ありが、入居し …

新築住宅で起きた雨漏りと保証対応の詳細解説②

昨日の続きになります。 様から弊社にご相談をいただいたのは、度重なる不具合と建設会社の対応に不信感を覚えられたことがきっかけでした。 早速U様邸の現地調査にあったところ、図面に記載されている骨組みの寸法や配置については、 …

屋根材が室内環境に与える影響と冷暖房効率改善の関係

瀬谷区のY様から屋根塗装の件でお問い合わせがありました。 屋根が痛んできたので修理と塗装を検討しているのですが、 今年は冬の暖房費が以前よりかさんでいた。 この夏も以前より冷房費にかかっているように感じる。 これって屋根 …

今後の雨量増加を見据えた屋根修理と耐候対策の提案

梅雨の中休みで今後の雨の情報が気になるこの頃ですが防災意識も高まり、雨漏り調査のご依頼も多くなっています。 梅雨が明けると台風の季節もやってくるので、その前に雨漏り調査をお願いしたいと中野区Y様よりご連絡いただきました。 …

屋上をベランダ利用する際に注意すべき防水劣化と再施工の重要性

お宅によっては、屋上をベランダやバルコニーとして使用している場合が近年増えて来ています。 屋上防水層の漏水原因や不良は専門知識が無いと把握が困なため、いつの間にか防水層の劣化が進行してしまっていることは少なくありません。 …

新築直後に発生した雨漏り事例と施工不良の原因分析①

U様は、新型コロナウイルスの流行を機に勤務形態が完全なテレワークへ移行しました。 これにより、通勤の利便性を重視する必要がなくなって、駅から少し離れた場所に広々とした土地を購入し、念願だった一戸建ての新施工を依頼したのは …

見えないうちに進行する雨漏り被害と早期発見の重要ポイント

昨年、一昨年と屋根が被害となった災害が多かったせいもあり お問い合わせ等のお電話やメールを多くいただいております。 しかし、そんな電話のやり取りの中で、 いつ頃から雨漏りに気がついていたのでしょうか? と確認すると 「実 …

天井湿気の原因を見極める雨漏り結露診断ポイント

N様より、「天井の仕上げ材が湿気や湿気の影響で枯れてきており、もしかしたら雨漏りではないか」とご相談をいただきました。 現地に行って状況を確認したところ、一応天井材の一部がはれており、問題の箇所の真上には屋上があることが …

ベランダ防水の定期点検で防ぐ梅雨台風期のトラブル

今の梅雨の季節から秋までの台風の季節にかけて雨漏りのお問い合わせが増えるシーズンです。 新宿区T様よりベランダの雨漏りについてご相談いただきました。 ベランダは雨漏り原因のトップ3に入るとも言われるほど雨水侵入に注意が必 …

屋根からの雨漏りが引き起こす漏電被害と防止策

屋根の劣化した箇所から電気コードが剥き出しになってしまったり接触している箇所が悪いと危険なのをご存じでしょうか?漏電のリスクを考えたことがある人は、意外に少ないと思います。 雨漏りや屋根修理は目に見えたり、ご自身でも確認 …

屋上排水を含むメンテナンス計画で防ぐ構造劣化と漏水リスク

2階立てプラス屋上もあるんです。 というご自宅をお持ちの 港南区K様からのご相談です。 屋上は眺めも良いし、毎年花火を見るのが何よりも楽しみとのこと。 しかし今まではあまりメンテナンスもせずにいた状況でした。。。 昨年の …