風呂もトイレも危険がいっぱい。

風呂トイレ危険

つくろぎの空間であるはずの家。
実は家の中でケガや死亡事故が起こるケースは結構多く、
その意味では決して安全な空間とは言えません。
確かに転倒防止のためバリアフリーにしたり、転倒しても大丈夫なように
柔らかいフローリングにすることで転倒のリスクが減っているのは事実です。
が、以前として多いのが、実は入浴中や夜間のトイレでの事故なんです。

 

これから冬場の寒さを迎えることになります。
部屋全体の温度が程よく保たれていれば危険は少ないのですが、
日本の住宅は、風水的に水回りを北側に配置する傾向があることから、
風呂場やトイレが寒くなります。
そのため、湯舟につかって末梢神経が拡張した状態で、湯舟から出ると
心拍数が上がり心臓への負担が過剰になります。
また温かい布団を出て寒いトイレで用を足す時も心臓への負担が大きくなります。
座ったり立ったりする場所なので立ち眩みや転倒も起こしやすい。
風呂やトイレは危険な場所になるんです。

安心に暮らすための家で大けがをしたら元も子もありません。
どんなリスクがあるのかリスク管理の観点で、家を見回してみて下さい。
また、室内だけでなく室外、特に外装にもお気を付けください。
屋根や外壁も定期的にメンテナンスが必要です。目安は15~20年ですが、
経年劣化に加え、紫外線や酸性雨、台風や集中豪雨など、自然災害の影響も
大きくなり、思った以上に早いサイクルで修理が必要になるケースが多いです。
気になるときに点検をしてみるのがいいでしょう。