家も長寿化を目指しましょう

日本では2019年に国内の90歳以上の人口が200万人を突破し、
世界有数の高齢化社会となっていますが、人生100年時代となっても
住まいである家の長寿化は実現できていません。特に耐久性の面で
日本の屋根は国際的に遅れているんです。

省エネや設備機器は優れているのですが、屋根構法では欧米が格段に
優れています。日本では屋根材を緊結する釘からの数かな浸水も防ぎ、通気層で
湿気を排出することで野地板の腐朽や劣化を防ぐ耐久構法が一般的で、
瓦、スレート、金属などの屋根材で通気構法の採用が規制化されてます。
四季もなく、環境の異なる欧州の屋根構法をそのまま取り入れるのは難しいのですが、
屋根の形や勾配・向きと雨水侵入による木材の腐朽、通気、換気、小屋裏環境との
関係について十分な検証をし、長寿屋根を作り上げることは可能です。

長寿屋根を目指して屋根の耐久性を高めてみませんか?