アライグマが10年で10倍に急増。屋根裏に住み着く?

屋根裏侵入 アライグマ

アライグマが急増しています。
先日も東京・赤坂で出没したアライグマが警察・消防により捕獲されるという
報道もありました。都心では10年で10倍に増え、年間600頭も捕獲されています。

なぜこんなにもアライグマが増えたんでしょうか?

アライグマは北米原産ですが、テレビアニメ「あらいぐまラスカル」などの影響で人気が出て、
1970年代後半に大量に輸入されました。
その後、飼育が難しいなどの理由で大量に捨てられ、野生化が急激に進んだようです。

ネコ目アライグマ科で体長は40~60cm。
目の周りの黒い斑紋があり、長くフサフサした尾っぽに5~10本の縞模様があるのが特徴です。

アニメなどの影響で、かわいいイメージがあるかもしれませんが、
実は人体にとって非常に有害な生物です。
体毛に付着したダニやノミで湿疹や喘息などのアレルギーを引き起こしたり、
糞尿から感染症に感染する危険もあります。

2005年に特定外来生物に指定され、現在は輸入や販売、飼育なども禁止されています。

そんなアライグマが好んで住み着くのが屋根裏なんです。
屋根裏は「高断熱・高気密化」で断熱性能が高く、住みやすいようです。
アライグマは、強い雨や風、陽射し、雪などの影響や摩耗、劣化で
屋根にできた隙間から家に侵入しますので、徹底的に隙間補修をして、
屋根裏への侵入経路を絶つことが大事です。

外来生物法で許可無く捕獲、飼育、譲渡、輸出入することが禁止されており、
勝手に駆除することも違法です。
万が一発見されましたら自分で捕獲せずに早急に害獣駆除のプロに依頼しましょう。

アライグマの侵入経路を防ぐためにも定期的な屋根のメンテナンスが必要です。
ご不安な方はぜひ弊社までご連絡ください。