霧除け屋根とは窓上などに設ける庇の事です。雨が直接窓に降りかからないようにします。神奈川県のＣ様邸ですがもう築３０年の古い家で本屋根から雨漏りがしていて改修にかかった時に、霧除け部分も調べてくださいと言われました。雨が降り風が強いときは軒天から雨が落ちて窓に降りかかってくるという事でした。トタン屋根の隙間から見ると明らかに下地の木が腐食しているのがわかりました。Ｃ様のお宅はこの霧除け屋根が数か所あり、そのすべての屋根がそんな状態です。１ヵ所トタン屋根を剥いでみることにしました。
案の定上記の写真の様に屋根の先端（鼻先回り）と破風板が腐食していました。この様な状態では雨漏りするのは当たり前です。数か所あるすべての霧除け屋根が同じ状態でした。Ｃ様にこの状態を見てもらい改修に取り掛かりました。工事の工程は次の順番です。
①腐食した野地板を取って構造用合板できれいに下地を貼り替えました。破風板も７分板（厚さ２１㎜）のものを新規に取り替えました。そして板金（ガルバリウム鋼板）で巻き込みました
②防水紙（アスファルトルーフィング）を敷き込みました。
③鼻先に唐草板金を回しました（ガルバリウム鋼板材）
④屋根をガルバリウム鋼板の平板を採寸加工して取り付けました。
以上で改修工事完工です。数か所全てやり替えました。費用は１ヵ所当たり６尺の長さものでしたので￥120,000-位でした。この様な屋根部の腐食は見えない状態で雨漏りを起こします。点検が必要です。調査費は無料でしています。ご連絡下さい。
