難航した雨漏り修理 -2- (渋谷区)

昨日の続きになります。
FRP防水を施したルーフバルコニー床面にも着目しました。バルコニー全体に、一定の水圧を
掛けるため深さ10cm程度の水を張って、しばらく静観しました。約2時間後、3階居室の
天井で最初に雨漏りが生じた箇所から水がしみ込み出てくるのを確認しました。
この結果から、最大の雨水侵入箇所はルーフバルコニーの床面と判断しました。
侵入箇所をピンポイントで特定するまでには至りませんでいたが、被害の大きさから
部分的な補修では雨漏りを止められないと判定しました。そして手摺壁を含めた
ルーフバルコニーの防水施工を全面的に施工する補修内容を提案いたしました。
「水張り」による漏水現象の再現で、ルーフバルコニーの床面付近に原因箇所があると
結論付けたわけですが、その点で、当初補修に取り組んだ住宅会社も支店自体は大きく
間違ってはいなかったことになります。しかし、繰り返しの補修で雨漏りを止められなかったのは
なぜでしょうか?
このケースのように比較的広い面に施工したFRP防水層で雨水の侵入を許す割れや隙間などが
あった場合、ピンポイントで侵入箇所を絞り込むのは非常に難しいです。この点が、雨漏りの再発を
防げなかった大きな理由でしょう。
侵入箇所を特定するには、バルコニー全体で大がかりな破壊検査まで必要になる場合もあります。
そうなると、当然再施工も伴うわけで、侵入箇所の特定自体は結果的にさして意味を
持たなくなります。ましてこのケースのように室内での被害がすでに大きく広がっていた場合、
「当初からバルコニー全体を再施工すべきだった」という考え方もあり得ます。
もくぞうでも 陸屋根形状のルーフバルコニーを設ける例は、近年の新築で増加してきましたが、
これこそ雨漏りリスクの高い住宅意匠の代表例です。FRP防水層は性質上、下地や躯体の動きに
追従しにくいです。そのため亀裂などが生じて雨漏りにつながるリスクは今も見落とされがち
です。

難航した雨漏り2

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