床下浸水だけではない ベランダからの防水工事で重要な排水設計と施工精度

床下浸水だけではない

連日報道で続くのは先日の関東台風被害の状況
多くみられたのは一軒家で床下からの浸水でしたが
では、マンションやビルは大丈夫だったのでしょうか?
確かに下からの被害はなかったものの、想定外の上からの被害もあります。

「1階の面積はほとんどが駐車スペースだけなんです。
2階部分はリビングダイニング。
そして3階は2階の住居部分が子供部屋と寝室、さらに屋上ベランダになっている」ということでした。

聞くと今回、ベランダの排水が間に合わなかったのか
2Fの天井から雨水が染み出てきたということなのです。
床からの浸水は全くなかったので安心していて見逃すところだった
とのことでした。
早速拝見させていただくと、広々とした開放感のあるベランダ。
しかし確かに防水が弱まっていて心配な状況です。これだけ広い範囲で、雨風を日々受けていれば、その分日々のメンテナンスは必要不可欠と言えます。
防水には
ウレタン、FPR、シート防水と種類が多くありますが、どの防水が良いのかは
既存の防水や室外機、配管パイプなどの状況によって適切な判断が必要となります。
床内部は昼間太陽光で熱せられると、中の水分は膨らみ、夜は冷えて伸縮。その繰り返しで
防水層がいずれ破損し、そこから雨水が侵入して雨漏りを引き起こす。この可能性は大きいのです。
検討とご説明に充分時間を重ね、床からの水分を逃す通気緩衝シートを下地に施工することにいたしました。
そして既存のドレンが劣化すると雨水が溢れ出し、漏れた水が雨漏りへと繋がらないよう桶に逃す改修ドレンも設置いたしました。

自然にさらされるベランダは、実は屋根の1.5倍の劣化進行が懸念されております!
しかし、メンテナンス次第で、より快適な場所を維持できるのです。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

屋根工事・雨漏り・雨桶工事など屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。