首都圏直下型地震に備える屋根修理 -1- (世田谷区)

世田谷区J様は、親戚から熊本地震を経験した話を聞き、
事前に対策できることはしておこうと検診されたそうです。
それでJ様は、思い瓦屋根から軽量屋根への葺き替えを検討
されているとのことでした。
木造住宅の屋根を軽量化すれば耐震性能が上がる、とよく言われるのですが、
実際どの程度変わるのか興味深い実験があります。
小型起振機で建物を揺らして改修前後の数値を測定した結果、
2階床面の固有振動数が5.5Hzから7.1Hzに上昇したのです。
地震との共振リスクを軽減する効果があることがわかったのです。
この実験には、千葉県内の築26年の在来軸組工法の2階建て木造住宅が
使われました。既存の瓦をアルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板製の
屋根材に葺き替えて、その前後の状況を比較しました。
既存の瓦屋根は、1㎡当たり約50kgの重量だったのに対し、
葺き替え後は1㎡当たり7kgで約7分の1の軽さです。
検証には、動的耐震計測システムを使用しました。
このシステムは小型起振機の揺れを利用した計測法です。
建物に震度1程度の微弱な振動を起こし、家がどのくらいの震度まで
耐えられるかを測定します。揺れ幅や固有振動数などから判定するのです。
地震による建物への損傷は一番弱い部分が基点になって、
そこから広がります。そのため、1か所でも弱い部分があれば
損傷や倒壊の恐れが高くなります。
実験ではより正確に判断できるように2階の床の長辺・短辺方向に合計
6か所の計測ポイント設置。

瓦屋根

明日に続きます。