雨漏り、軒天の腐食

軒天に付いては前にもブログで公開したことが有ります。軒天の腐食に付いてもどこから雨水が伝わって腐ってしまったり破れてしまったりしたのか?現調の際判断が難しい部分です。簡単に考えてしまうと改修してしばらくしたら、同じように成ってきたと言う様な事例が有ります。

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上の写真は両方とも中に水が溜まって破れてきたり、腐食してきたりしたものと考えられますが、本当に色々な場合が考えられますので、改修するには的確な判断が必要になります。次のようなケースが考えられます。

①下から吹き上げた雨風によって直接軒天板にかかって破れたり、腐食した場合。

②屋根からの雨が破風板に伝わって破風板と軒天板の隙間から吸いあがった水で破れたり、腐食したりした場合。

③屋根の鼻先から雨漏りがしていてその水が軒天版に落ちてきて破れたり、腐食したりした場合。

いずれの場合にしても改修の仕方が代わってきます。簡単に考えて下から新しい軒天板を打ち上げて綺麗にしただけでは時が経てば又同じように成りかねません。そのケース、ケースでどうしたらいいのか判断するのが私たちの仕事です。軒天は目につきやすいのでおかしいなと気ずいたら私たちにご連絡下さい。軒天と言えど軽く考えず被害の小さい内に対処しましょう。