地震と屋根材の関係

地震と言えば熊本地震が記憶に新しいのですが先日のブログで住居の災害状況を実際に出向いて写真でアップいたしました。なかなか復旧がとどこうっていて見るも無残な状態のままの所が多く残ったままです。写真で見る限り、倒壊したほとんどの家屋が屋根瓦で、激しい地震の揺れに耐えきれず軸組みが歪んで屋根がそのまま崩れ落ちたままに成っておりました。地震には壁の強度が問題に成りますが、耐えられないところまで来てしまった場合、頭の重たい瓦材は圧倒的に無理がかかり、不利な状態に成ります。ですので経年で雨漏りや瓦のズレが生じている屋根部分は、重量負担のかからないガルバリウム鋼板に葺き替えすることを推奨しております。重量の比較からいうと、日本瓦は坪当たり165㎏と言われています。カラーベスト屋根は同じく坪当たり68㎏です。その点ガルバリウム鋼板は坪当たり17kgと軽量で日本瓦の十分の1の重さです。屋根の重さだけが地震に対して抵抗するわけではありませんが、大きく関わっていることは明確です。このところ、私たちの所に瓦屋根の雨漏れや不具合を相談してくるお客様が増えてきています。その場合は極力ガルバリウム鋼板の葺き替えをお勧めします。心配な方はご連絡下さい。現場調査に伺います。