霧除け屋根の改修手順

窓上に取り付けてある霧除け屋根は開口部に直接雨が吹き付けないように言わば庇の役割をしています。どこのお宅にも何か所かは有りますね。立面的にも立体感が出て住宅の景観を良くしています。この霧除け屋根も雨水が入り込んで、下地の材木が腐食し、屋根の板金が曲がったりやねの表面や破風板・軒天が変色しているところをよく見かけます。やはり一つの雨漏れとしてとらえ、多く改修工事をする箇所です。目につきやすい場所なので霧よけ屋根が傷んでくると景観も損ねます。

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屋根を解体した部分です。野地板を打ち付ける垂木材が少ないため追加して新規に構造用合板を貼ります。

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新規に下地が作られました。次に防水紙を貼ります。

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防水紙のアスファルトルーフィングを貼りました。水切りを少し残して有ります。この状態で屋根の平面からの雨の浸透はほとんどありません。

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平板加工したガルバリウム鋼板を葺いて改修の完工です。このような霧除け屋根の改修はその長さにもよりますが、破風板をやはり板金で貼り換えて、軒天を貼りなおしても大体1日で完工に成ります。霧除けの沢山あるお宅の場合は2・3日かかることは有りますが、建物全体を見た感じ、引き締まって見えるので、屋根工事の中でも一番多い改修工事ですね。