ベランダからの雨漏り

ベランダは下屋根の上にアルミで組んで囲ってある屋根置き仕様のベランダと、陸屋根を作って立ち上りパラペットで囲んである陸屋根仕様のベランダが有ります。屋根置き仕様のベランダはベランダそのものから雨漏りする事は考えずらい事です。今回は陸屋根仕様のベランダからの雨漏れの改修について考えてみます。雨漏れしやすい状態は幾通りか考えられます。まず床からの雨漏れの場合です。DSCF6124

この写真は床からの雨漏れがして、お客様が素人判断で防水の裂け目や穴の開いたヵ所にモルタルを塗り込んだ様子を写したものです。陸屋根とはこのような平らな屋根の事を総称して言うのですが、このお宅はシート防水でしあげた屋根(床)に亀裂が入って防水の役目をしていません。この程度の応急手当では改修の役目に成らず、相変わらず、雨漏れが止まりませんでした。そこで現況を改修するのにウレタン防水での改修をお勧めしました。既存の防水層を撤去して幾工程かをへてトップ仕上げをし、仕上がった写真が下の写真です。

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立ち上りまで綺麗なブルー色に仕上がりました。小面積の床にはウレタンのような塗防水が適していると思います。次に考えられるのはパラペットの笠木からの雨漏れです。腐食した板金の笠木から中に漏れて壁心を伝わって漏れていました。

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上の写真はその笠木部分を剥いでみたものです。下地の材木が腐食しているところが見れます。結構中に雨が染み込んでいる様子がわかります。下地を交換し、新規に板金(ガルバリウム鋼板)で巻き込みシール処理をして改修工事完工です。

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上の写真の様に仕上がりました。床と笠木は陸屋根式のベランダでは特に雨漏れのしやすい所です。このおたくの場合、以上2ヵ所の改修によってもう雨漏れの心配がなくなりました。このようなベランダをお持ちのお宅は一度点検してみてください。おかしな点が見つかりましたら連絡ください。現調に伺います。 担当諏訪 TEI:0120494978